日々のおたより__
10月10日(木)
 全校生徒で牧区の土地の成り立ちを知るべく全校地層観察を実施しました。講師として、上越市の理科センター所員である先生をお迎えしました。
 飯田川の周辺を上流から下流に向けて観察しました。
 始めに棚広の地層を観察しました。牧区の地層は褶曲している砂泥互層であることを紹介していただきました。つまりこれは、洪水の回数が多数あったことを示していることを分かりやすく説明していただきました。
 次に田島の端から見える、高田方面に向けて左岸の地層を観察しました。ここも砂泥互層になっていることが分かると同時に、褶曲具合に変化が見えることも教えていただきました。
 下流の山口のほうに行くと、また褶曲の様子が変化していることを紹介いただきました。また田んぼがなぜできるようになったのか、飯田川両岸の民家の高さがだいたい同じ高さになっていること、また固い地盤だからこそトンネルや新幹線などを作る際に役立っていることなど、社会とのつながりについても教えていただきました。
 理科的な視点で地層をみるだけでなく、身近な社会にどのようにつながっているのかを理解することはとても大切なことだと考えます。これからも「学ぶ」意味についても子どもたちに示していけるよう支援してまいります。
2024年10月10日
本間 祐史